先日京都に行った時、一乗寺に新しくできた古本屋に立ち寄った

アリバイブックスという店で、名前はとても個性的なのだが、中身は良い意味で落ち着いていたのが良かった

街の古本屋というと、なんとなく高尚な本を買わないといけないようなプレッシャーを感じるが、自分はそういうのはあまり気にせず、興味のある本をなんとなく手に取って気に入ったら買うみたいな感じで立ち寄っている

今回見つけたのはこの本

山田真哉さんの『さおだけ屋はなぜ潰れないのか？』という本で、２００５年に発売されて当時だいぶ話題になった本だ

キャッチーなタイトルだが、中身は会計の本

２００５年というと当時私はまだ小学生で会計の知識なんて全くなく、多分発売当時読んだとしても全く面白くなかっただろうが、ちょうど今簿記の勉強をしていることもあって、面白すぎて帰りの新幹線で一気に読み終えてしまった

何が面白いのかというと、世の中にはなんでこれで商売が成り立ってるんだろう？と思うようなビジネスがたくさんあって、その理由を探るのに会計が使えるということを知れたのが良かった

そういう意味では、たとえ会計の知識があったとしても実際に働き始めてからじゃないとこの本の面白さは理解できなかったのかも知れない

二十年の時を超えて、一乗寺の古本屋が繋いでくれたご縁に感謝

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』感想