ここ最近、体育座りを酷使している。 というのも、子供の寝かしつけに非常に便利なのだ。
以前、寝かしつけからのベッド移行が難しいという話を書いた。
理化学研究所の研究によると、抱っこで寝かしつけた後、すぐにベッドに置くのではなく、5分ほど座って抱っこを続けてから置くと成功率が上がるらしい。
この記事では椅子に座った状態での寝かしつけが紹介されているが、自分が寝落ちしてしまうのが怖い。そこで編み出したのが、体育座りの膝に赤ちゃんを乗せ、45度くらいの角度で保持する方法だ。これなら安定感があり、自分も寝てしまう心配が少ない。
小学校の時、なぜあんなに体育座りをさせられたのか不思議だったが、すべてはこの時のための伏線だったのかもしれない。
スティーブ・ジョブズがスピーチで語ったように、未来を先読みして点と点を繋ぐことはできない。しかし、過去を振り返った時に初めて、その点と点が繋がっていることに気づく。
まさか、あの体育座りの日々が、数十年後の我が子の寝かしつけという形で繋がるとは。子供の穏やかな寝顔を見ながら、人生の不思議な縁（えにし）を感じている。
