これまでいわゆる音声アシスタントというものを毛嫌いしてきた
Windowsを買ったらまずCortanaをオフにする
iPhoneを買ったらまずSiriをオフにする
変なところにお金をかけなくていいから、どうかそっとしておいてくれというのが自分、そして全人類の声だと思っていた
しかし子育てを始めてから事情が変わった
おむつ替え、ミルク、抱っこ、全て両手が塞がるものばかり
育休に入る前は、優雅に読書でもしながら子育てをする夢を描いていたが、そんな幻想は一瞬で消え去ってしまった
スマホすら操作できず、ピヨログの記録すら追いつかなくなる状況の中で、最近ふとSiriの存在を思い出した
設定からオフにしたSiriを再びオン
「Hey Siri、ピヨログでおしっこを記録して」
話しかけるだけで、うんちやおしっこの記録ができるようになった
特別なデバイスは何もいらない
感動した私は、それから狂ったようにSiriを使うようになった
ある時抱っこでの寝かしつけに成功して、暇だからポッドキャストでも聞こうと思ってSiriに話しかけた
「Hey Siri, ポッドキャストを再生して」
ところが声が大きかったのか「Hey, Siri」の声で赤ちゃんがびっくりして起きてしまった
本末転倒とはまさにこのことなり