先月子供が生まれたので、今日から3ヶ月育休を取ることにした
育児は思ったより5倍ハードで、今ちょうど一ヶ月が経過したところだが、ちょっぴり疲弊しながらこの記事を書いている
何がハードなのかと言われるとなかなか言語化が難しい部分はあるのだが、自分の場合はまだ力の抜きどころがわかっていなくて、常に緊張状態になってしまうのが大変
慣れの問題だと思うので、これから少しずつ肩の力を抜いていきたい
よく子育ては自分の子供時代の追体験だと言われるが、まさにその通りだと思う
この記事は村井理子さんという方のエッセイで、子供を見ながら自分の子供時代を思い出したエピソード
自分は思い出せる最古の記憶が小学校1年生くらいなので、育児をする中で自分の子供時代の記憶が蘇ってくるという体験ができるのは、残念ながらもう6〜7年後になりそうだが、そうでなくても0歳の子育てを通して、0歳の自分の姿に想いを馳せてみるのも悪くないと思う
前世の記憶があるという一部の人を除いて、多くの人は自分の子供時代を知らない
あるときふと気がついたら人生が始まっているというのは、知らない間に映画館に来ていて、目が覚めたら上映中の映画の途中だった、みたいな感じだろうか
今でもかろうじて覚えているのが1999年にスターウォーズのエピソード1が公開された時
スターウォーズシリーズは当時もうすでに不動の人気を獲得していて、当時は世界全体がお祭り騒ぎ
我が家でももれなくレンタルビデオ店から借りてきたVHSをセットして意味もわからず見ていた記憶がある(残念ながら2つとも死語になってしまった)
その後しばらくして、ある程度分別がつくようになってから、スターウォーズシリーズが実はエピソード4から始まっていたという事実を知って、てっきりエピソード1から始まったと思い込んでいたゆとり世代の僕は衝撃を受けた記憶がある
映画は最初から見るもの、途中から見るなんて言語道断と思い込んでいた自分は、このエピソード4から始まる奇妙な映画が世界中で大ヒットを記録したという事実が理解できなかった
とはいえ、よく考えると人生もエピソード1~3をすっ飛ばしていきなりエピソード4から見始めるようなもので、とりたてて騒ぎ立てるようなものではないのかもしれない
そう考えると育児というのはエピソード6からエピソード7へと進むのを止めて、エピソード1を見るような楽しさがある
もちろんこれは娘にとってのエピソード 1 であって、私にとってのエピソード 1 ではない
しかし子供の成長を見ることで、自分もこうだったんじゃないかとか、あのとき親はこう思っていたんじゃないかとか、現在まで続く物語の裏側を想像することができるのは楽しい
エピソード1の面白さを理解するには、1999年の自分には早すぎた